2024年3月 池田 潤一郎さん
(株式会社商船三井 取締役会長)
NOU AVEC ZOU (私たちはあなた方と共にいます)
─ 池田さんは1979年に東京大学法学部をご卒業されまして、商船三井にご入社されました。商船三井にご入社された理由を教えていただけますでしょうか?
池田さん: 当時は学生に電話帳のような就職案内が送られてきて、そこに外航海運が載っていました。色々な業界を見ましたが、決め手はやはり乗り物が好きなことと、海外で働けることでした。
海外で働けるという意味では商社も選択肢にありましたが、海運は基本的に全員が海外で働くと書いてあり、また、少ない人数で大きな仕事ができることにも魅力を感じました。
そんな中、当社とご縁があったということでしょうね。
─ 池田さんは今から8年前に商船三井の社長にご就任されまして、2年前に会長にご就任されました。その間、経営トップとして、様々な挑戦や困難に挑んでこられたと思います。心が折れそうなときはありませんでしたか? 特に印象的だったエピソードを教えていただけますでしょうか?
池田さん: 社長の時代に色々とありましたが、会社経営の観点で言えば、コンテナ船事業の統合と、当社がチャーターしていたWAKASHIOという船のモーリシャス沖での事故、これら2つの出来事は今でもぱっと頭に浮かんできます。
─ 池田さんを突き動かす原動力はどこにありますでしょうか?
池田さん: 何かを始めたときに投げ出さず、物事を達成したいという気持ちが強く、責任感がある方だと思います。他に頼める人はいないのではないか、自分で決めてやるしかないのではないかという気持ちが根っこにあると思います。
─ 常にエネルギッシュで、オープンマインドでお仕事に取り組む精神力をどのように養ってきましたでしょうか?
池田さん: 会社の最高経営責任者というのは、ある程度タフでなければできない仕事です。私の場合は、あえてタフになるために何かするということはないです。火事場の馬鹿力のようなのが出て、何とか乗り切ってきたと思います。ですから、常にそんな精神力があるわけではないです。ちなみに、私は社長を退いてから、急に精神力が弱くなった気がしていますよ、笑。
─ 池田さんは今年8月から「在東京モーリシャス共和国名誉領事」にご就任されました。どのような経緯でモーリシャス共和国とご縁を結ばれましたでしょうか? そして、今後は名誉領事としてどんな活動をしていきたいと考えでしょうか?
池田さん: 当社がチャーターしていた船がモーリシャスの沿岸で事故を起こしたことがきっかけです。われわれはその船を借りてきて使っていたわけですが、海運の世界では、そういう事故が起きた場合は、船の所有者が一義的に責任を負うことになっています。
船を借りている立場として法的責任はないものの、社会的責任を果たすべきと考え、基金の設立を中心に約10億円を拠出しました。モーリシャスの自然環境の回復に活用したり、海が汚れている間漁に出られなかった周辺住民の方々の生活支援などもしています。現地のNPOが活動するための資金援助も行っています。
それから日本でもモーリシャスの珊瑚やマングローブを保護しようという活動があります。その活動にも基金を活用しています。私も現地に行ってモーリシャスの大統領や首相に会いました。それでご縁をいただいて、商船三井が次の名誉領事をやってくれないかという話になりました。
─ 名誉領事にご就任されてから4カ月が経ちまして、今後はどのような活動を考えていらっしゃいますか?
池田さん: モーリシャスという国はまだまだ知られていないんですよね。私は名誉領事なので、いわゆる領事としての仕事(ビザ発給など)はないんです。日本に住んでおられるモーリシャスの方たちにとって必要な支援をしなければいけないんですが、より多くの日本人にモーリシャスのことを知ってもらうための活動を積極的にしていきたいと思っています。もちろん予算や時間に限りがありますが、今日のインタビューもとても良い機会ですので、ぜひ読者の皆さんにもモーリシャスのことを知っていただきたいと思っています。
─ 海運業は世の中の景気と緊密に連動しており、業績も株価も経済状況に左右されやすいのではないかと思います。池田さんは商船三井の会長として、どんな心構えを持ち、その時々の景気に一喜一憂しないで、会社経営に臨んでいらっしゃいますでしょうか?
池田さん: 一喜一憂しますけどね、笑。業績や株価は経済状況に左右されやすいことは本当にその通りです。海運というのは、やはりマーケット商売ですから、運賃が上がったり下がったりしているわけです。そこで今は、海運市況が軟調な時でも黒字を維持できるよう、非海運型・安定収益型事業にも注力する事業ポートフォリオ変革を進めています。
それから外航海運が人々の暮らしに直結している重要なインフラを担っているという気概を持って仕事をしています。あとは、マーケットや為替、金利の変動について、こういう状況になったらこのように動くのではないかと予測するのですが、ある意味その辺を楽しむと言いますか、そういった心の余裕も必要なのではないかと思います。
─ 心の余裕とおっしゃっていましたが、それは若い時から既にお持ちでしょうか? それとも徐々に養ってきましたでしょうか?
池田さん: 若い時は金利のことを言われてもさっぱりわかりませんでしたが、仕事をする中で、金利や為替、世界の景気の動き方などを徐々に勉強し、経営に役立ててきたという感じです。このように少しずつ経験を積んできました。それと、若い時から世界の経済がどう回るかということに対する興味関心はありましたね。
─ 今年6月に商船三井の女性船長が日本の総合海運会社で初めて、船長として海上勤務を開始しました。海上で勤務する船員の方々は男性がほとんどだと思いますが、女性船長の誕生はまさに多様性を体現することであり、とても大きな意味を持っていると感じています。池田さんは多様性についてどのように考えていらっしゃいますか? そして、御社は今後さらにどんな取り組みをしていきたいでしょうか?
池田さん: 多様性というのは、やはりこれからの企業経営にとって、大前提になる理念や価値観だと思います。女性船長の誕生を、その多様性の一つの表れだと感じていただいたことはありがたいことですね。女性船長というのは日本ではまだ少ないですが、世界を見回すと結構出てきていると思います。いち早く海上で働く女性船長を当社から出せたということは、これはやはり本人の資質というか、船長の任務を任せられる大変優秀な人材が来てくれたからだと思っており、われわれにとっての誇りだと思います。
多様性についてどう考えるかということですが、性別や人種など外面的な要素が多様性だというのが今のところの一般的な考え方だと思います。例えば、最近流行りのコーポレートガバナンスについて言いますと、取締役会の多様性を考えろと言われていますが、それは女性や外国人が何人いるかというところでまだ止まっています。本来の多様性というのは、価値観や意見の違いだと思います。日本の場合は、男性と女性の価値観が相当違うというのが前提にあるので、女性がいると多様性があるのだという言い方になっています。しかし、これはシンプル過ぎではないかと私は思いますね。女性と男性の価値観が同じでも全然おかしくないです。男女で同じような価値観を持っている人もいます。多様性とは何なのかと言ったら、同じ日本人でも多様性がいっぱいあるわけですから、ここの所をしっかり見て、意見や価値観の異なる人たちが一緒に仕事をしているということが、本来目指すべき多様性だと思います。
一方で、確かに性別や人種の違いで価値観が違うということも、実際にあります。まずそのようにわかりやすいところから進めていくのも一つのやり方だと思います。大事なことは、本当の意味での「多様性」を進めていくことだと思います。
そうは言いながら、やはり日本企業のシニア層には女性がまだ少ないですから、今後も積極的に女性を登用していった方が良いと思います。外国人についても、もっと企業でシニア層のポジションを取ってもらいたいですね。さらに、異なる意見や価値観に対して、それは違うと押さえつけずに、どんなことを言っても大丈夫という心理的に安全な環境を作って、コミュニケーションをおのずと活発化していく取組をやっていかなければなりません。
─ 今海上で勤務されている方のうち、女性の割合はどのくらいでしょうか?
池田さん: やはり女性はまだ少ないですが、当社はフィリピンで商船大学を運営しており、その中で女性の生徒も増えてきているので、今後フィリピン人の女性船員も増えてくることを期待しています。
─ 女性船長の育成にあたって、最初から将来船長になってほしいという方針のもとで育成を続けてきたのでしょうか?
池田さん: 本人の希望や適性もありますが、基本的にはそのような方針です。男女問わず、子どもができるなどのライフイベントを伴いながらも働き続けることができることが理想だと思います。
─ 商船三井は2024年に創業140周年を迎えると思います。池田さんが思い描く商船三井の青写真を教えていただけませんか?
池田さん: グループ経営計画で謳っている2035年にはこうなりたいというイメージがありますので、当然そこを狙っているわけです。われわれは船で世界中に貨物を輸送する外航海運業を140年やってきましたが、これからは貨物輸送だけではなく、もっと色々な付加価値をつけたビジネスの展開ができるだろうと思っています。われわれのアイデンティティーは、やはり“海”だと思います。新規事業を展開する上でも、われわれが長年培ってきた海技力を活かせる“海”に絡む事業を特にどんどんやっていこうと考えています。もちろん海に絡まないこともやればいいですが、やはり民間企業というのは、どこかに寄りかかると言いますか、最後にここに帰ってくる拠り所、船の言葉で言えばアンカーのようなものが必要ですから、それは当社にとっては海だと思います。
具体的には例えば、洋上風力発電やその周辺事業、FSRUなどの海洋事業やクルーズ事業などにも昨今注力しています。
─ 日進月歩のAI技術が海運の分野に入ってくることによって、未来の海運と物流はどんな風に変貌していくとお考えでしょうか?
池田さん: AIがやはり相当に影響を与えると思います。われわれにとって事業をやっていく上での最大のリスクは、事故の発生です。AIの活用で大きな期待を寄せているのが、やはり事故を起こさないためにどのようなことができるかという点です。船で事故を起こす原因の約7割はヒューマンエラーだと言われています。AIがそこに介在することによって、そのヒューマンエラーを減らしていくことができる可能性があります。
また、AIによる運航効率の向上も期待しています。荷物があるのに船がない、または船があるのに荷物がないという話はいくらでも起きるわけです。荷物の予測をうまくつけて、本来太平洋にあるべき船が大西洋にあるというような状況にならないように、AIの力を借りて効率を上げることが可能になります。恐らく色々とAIがやってくれるのではないかと期待しています。一方で、AIの使用に伴う危険性やリスクもありますから、こうしたリスクをいかにコントロールしながらうまく使っていくかが大切だと思います。
─ AI技術は未来の社会と人類にどんな変化をもたらすとお考えでしょうか?
池田さん: 今お話ししたように、良いことも良くないこともたくさんあります。技術の進歩というのは、入ってきた時にかなり大きな抵抗があって、必ずしも常にみんなに受け入れられるわけではないです。その技術がもたらす便益や人間社会に対する影響が非常に大きいことがわかった瞬間に、批判的なことを言う人が次第に減っていくわけです。しばらく経つとまた新しい技術の進歩がやってきます。常にその繰り返しだと思います。
─ 池田さんは日本船主協会会長、日本物流団体連合会会長も務められたと伺っています。どのようなお仕事なのか教えていただけませんか?
池田さん: 船主協会というのは、船を持ってビジネスをしている会社の連合です。いわゆる業界団体ですね。外航海運や海運業界の共通の利益を追求する団体です。最近ですと安全品質を向上させるためには、業界団体として何ができるかを考えたり、あるいは業界として国に色々な政策で守ってもらいたい部分があるので、どのような政策が必要かを考えたり、あるいは税制について業界としての対応を決めたりしています。それから環境問題に関して、船は温室効果ガスをたくさん排出しているので、これから先さらに規制が高まることに対して業界としてどう対応するのかを決めたり、あるいは今のようにイエメン沖で起きていることの情報収集をして、加盟している会社に提供したり、少し前まではコロナで交代ができなくなった船員のサポートなどもしていました。
─ 池田さんは商船三井の社長にご就任されました2015年頃からエグゼクティブ・コーチングを受けられていると伺っています。一昨年会長になられてからは、自らがコーチとしてグループの子会社に新しく就任された4名の社長にコーチングを始められたそうです。コーチングは池田さんが会長としてリーダーシップを発揮して会社を経営していく上で、どのような役割を果たしているとお考えでしょうか?
池田さん: コーチングの極意というのは、しっかり人の話を聞くことなんですね。自分としても話をしっかり聞くということをコーチングを受けながら勉強しました。そういうことによって、聞く力をつけてきたと思います。会社の業務に戻っても人の話をしっかり聞くことを意識しており、ここは役立っていると思います。私は今会長を務めており、経営に直接的に携わっているわけではないです。執行から外れていますので、どちらかというと聞ける立場なのです。社長時代は、短時間で多くのことを決断しなければならず、じっくりと話を聞くことが難しい場面が多かったのですが、会長になって相手が決断するのを助けるという立場になれたので、相手の話をより聞けるようになったと思います。
─ 池田さんは今でも継続的にコーチングをされていますでしょうか?
池田さん: 4人にコーチングをしたのは一昨年のことです。1年間やりました。今は新しくグループ会社の社長2人にコーチングをしています。加えて、何人かの商船三井の役員、部長からもコーチングの依頼があり継続しています。
─ 池田さんは中国の『三国志』を愛読していらっしゃると伺っています。この本は池田さんの44年間にわたるプロフェッショナル人生にどのような影響を与えましたでしょうか? そして、商船三井の会長として会社全体を動かしていく上でどのように役に立っていますでしょうか?
池田さん: 私が初めて『三国志』を読んだのは小学校5〜6年頃だと記憶しています。学校の図書館にあったダイジェスト版のようなものでした。世の中にこんなに面白い読み物があるのかと感動しました。それ以来子ども向けに書かれた色々なダイジェスト版を手当たり次第に読みました。最終的に平凡社が出版した50巻ぐらいあった中国の古典全集(『三国志』、『水滸伝』、『金瓶梅』、『西遊記』などが入っている)を中学の図書館から借りてきて、むさぼり読んだのです。その前に吉川英治さんが書いた『三国志』も読みました。日本人向けに書き直されていて、原作に比べ義理や人情のような要素が入っている感じがします。
日本人向けに書き直されたものは中国語の原作と少し異なるように、国籍等によってものの捉え方が異なるという気付きがあります。あとは、『三国志』を読んでいると、とにかく複雑ですね。三国になる前に色々な英雄豪傑が出てきて、絡み合ったのです。そういう人間と人間の関係はそう単純なものではなく、権謀術数のようなもの、世の中はそういうものだなと思いました。しかし、これは直接的に会社の経営にどう役に立ったかについて問われると、正直に言ってあまり良く分かりません、笑。
─ 池田さんは1979年に御社にご入社されてから現在までの44年間にわたるプロフェッショナル人生をどのように振り返りますでしょうか?
もしもタイムマシンに乗って、子どもの頃に戻れるとしたら、池田さんは今と同じように商船三井にご入社され、グローバルな社会インフラに関わるお仕事をされていますでしょうか? それとも違う分野にも挑戦してみたいとお考えでしょうか?
池田さん: 商船三井に44年間いた記憶を持たずにただの子どもに戻ったら、何か別のことをやっている可能性があると思います。私は商船三井に入ったことは必然だとは思っていません。もし学生の時に違う学校に入ったり、別の人に出会っていたりしたら、違う影響を受けていたかもしれません。そうすると、全然別の会社に入ったり、違う仕事をしていたかもしれません。
商船三井での経験や記憶を持ったまま子どもに戻ったとしても、もう1回同じことをやっても面白くないので、やはり全く別のことをやると思います。その場合は研究者をやってみたいですね。
─ その場合は何を研究したいですか?
池田さん: 人文学の世界を少しやってみたいと思いますね。歴史や哲学に経済学を絡めたような学問をやりたいです。人間がやっていることは本当に多種多様で、それぞれを切り取って経済学、法学、哲学としてやるのではなく、それらを総合的にやりたいです。
─ 池田さんは商船三井の会長として大変ご多忙を極めていると思いますが、普段はどのようにリフレッシュしていますでしょうか? ご趣味は何でしょうか? 休日の過ごし方も教えていただけますか?
池田さん: 妻と喋ることは良い気分転換になっています。うちに帰ってテレビを見ながら、ドラマの感想でもいいし、あるいは最近のニュースでもいいし、孫のことや子どものことでもいいし、そういうことを話しているとうちに徐々にリフレッシュできているのかなと思います。休日はジムに行って体を動かしてから昼食を食べます。あとは、屋上ガーデニングを楽しんでいます。屋上にプランターを並べて、花を植えたり、野菜を作ったりしています。それから本を読むのも好きです。
─ 池田さんの夢を教えていただけますか?(お仕事の夢とプライベートの夢)
池田さん: 自分がコーチングした相手に成長していってもらいたい、彼らの成長している姿を見たいという思いがあります。 あとは、ビジネス界隈で生きている人たちではない、自分とは価値観の異なる人たちの話を聞くなどして、ビジネスマンとして生きてきた世界とは違う世界をもっと知りたいとも思っています。例えば、長野県に親が住んでいた家があるので、そこの近所の人たちと話したりして関係を深めたいと考えたりしています。
─ 池田さんのお好きな食べ物を教えていただけませんか?
池田さん: 特に好き嫌いはありませんが、時々無性に食べたくなるのがやっぱりトンカツですね、笑。
─ 最後に池田さんのお好きな言葉を教えていただけますか?
池田さん: NOU AVEC ZOU (ヌー・アベック・ゾッ)
モーリシャスで使われているクレオール語で、「私たちはあなた方と共にいます」という意味です。
商船三井が提供しているサービスはこれがないと人々の生活が成り立たないので、あなた方と共にいますという意味合いを持ちます。
また、コーチングの話にも通じますが、人の話を良く聞き、寄り添う、そういう気持ちもこの言葉には含まれると思います。
※聞き手はThe Voice 編集長シャオシャオ
※ゲストの肩書きや記事の内容は全て取材当時(2023年12月)のものである。
編集後記
池田さんは外航海運という世界経済の屋台骨を支える重要な社会インフラを担っている気概と心意気を持っていらっしゃいます。また、一度始めた物事を必ず達成したいという強いお気持ち、責任感、リーダーシップをお持ちだからこそ、株式会社商船三井をここまで力強く率いてこられたのだと感じました。
総合海運は常に世界情勢や世界経済の変化や不確実性とともに成長を遂げている業界です。そんな中、池田さんはその時々の状況に一喜一憂せず、それを楽しむ心の余裕を持って会社経営に臨んでいらっしゃいます。私たちも柔軟な心を持って、絶えず変化を続けている社会や環境への適応力を高めていきたいですね!
池田さんは金利、為替、世界景気などについて、長いプロフェッショナル人生をかけて少しずつご経験を積まれたそうです。私たちも仕事と向き合う際に急がず焦らず、心に余裕を持ってじっくりと腰を据えて、比較的長いスパンで物事を考えて取り組んでいくことが必要ではないかなと思いました。
池田さんのお好きな言葉はNOU AVEC ZOU (ヌー・アベック・ゾッ)です。これは「私たちはあなた方と共にいます」という意味のクレオール語です。人々が日々の生活を営む上で商船三井が提供するグローバルインフラのサービスは欠かせないという意味でこの言葉を選ばれたそうです。人々の話を良く聞き、寄り添うというお気持ちも込められているそうです。世界経済の屋台骨を支える株式会社商船三井ならではの思いがひしひしと伝わってきました。
感想やお問い合わせは以下までお寄せください。
The Voice編集部 thevoicetmc@gmail.com